高専生が仲間になりたそうにこちらを見ている。

 この記事は熊本高専Advent Calendar2017 4日目の記事です。

 

 熊本高専(八代)を昨年度卒業した者です、生物化学システム工学科であったため、情報系ではないのでプログラミング関係のことは書けないですし、卒業した立場から言えるお役立ち情報を書ければと思います。また、技科大(冗長性確保)に進学して他高専の人と話して分かった熊本高専(八代)の特色、他高専との差異、強み弱み等書きたいと思います。

 

まず、一般的に高専生の特徴として、

  ①専門性が高い

  ②英語ができない

  ③コミュ障

  ④オタク

が挙げられます。

 

「①専門性が高い」

 これが強みの軸となります。(と、私は思っています。) 他の普通高校に通う高校生は大学に入ってから学ぶようなことも3年の段階で教わっていたり、多くの実習で知識が定着しやすかったり、大量のレポートで得る文書作成・グラフ作成・情報処理スキルは研究において大きなアドバンテージと成り得ます。研究室で卒研をするのもこれの1つで、予算がなく規模が小さかったり新規性に欠けるような内容であったとしても、研究というプロトコルを経ることで得る考え方、データの見方は大学研究、就職後の業務にも応用可能です。専門性全振りでないがしろになりがちになってしまう一般教養は働いてからでも、見識を深めるという点で遅くないと思っています。

 

「②英語ができない」

 これについては高専による部分もありますが、①による英語教育の時間が減っていて高専内のカリキュラム上で英語を競うようなものが少なく、普通高校生と比較して英語に触れる機会が少ないことが原因だと考えられます。高専というシステムが確立された当初、設立場所からも分かるように国内の工業地帯で、国内就職のみで英語を用いる機会も少なかったのでしょう(推測)。TOEIC平均点も低く400点で1単位貰えてしまうザルっぷりなので英語得意な人は威張り散らしましょう。

 高専生の弱みである英語力は逆に武器にしてしまえば、高専生無敵になるのではないかとB3ながら思っています。20歳の時点である程度の専門性とOffice使えて英語圏の人とメールや軽く意思疎通程度の会話ができるような人材は重宝されます。僕はここをサボってしまったため第一志望の大学に落ち、今は地下で巨大な柱に刺さった棒を押す仕事をしています。英語を頑張って学歴ロンダリングをしましょう。

 

「③コミュ障」

 ・主語と述語をはっきりしよう。

 ・相手の目を見て話そう。

 ・相手の話を聞こう。

 

「④オタク」

 治せません。

 

 高専という専門性全振りのカリキュラムで、いかに差をつけるかはコーナーか英語力でしかありません。技科大で元高専生達と話す限り、茨土成高専は英語に力を入れているらしく、TOEIC平均が他の高専より高く600点超えは普通みたいです。カリキュラムの違いによるものは仕方ないと踏んで。英語ができる高専生になると需要が凄いです。

 学科再編により電子情報系のカリキュラムが機械建築生物の3学科に分配された八代キャンパスは、学生の苦労を強いる割に進路先で全くと言っていいほど使わないので、それぞれ専門の勉強をした方が、後に役に立つ可能性は高いです。

 

総括して、英語と専門教科の2点振りでスーパーグローバル(笑)な人材になって活躍してほしいという地下強制労働所からの忠告でした。

 

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